特別展江戸考古紹介(28) 江戸時代の化粧道具

11月 29日 土曜日

県民館跡地出土化粧道具
県民館跡地出土化粧道具(愛媛県教育委員会蔵)

 松山城三之丸の武家屋敷から、たくさんの化粧道具が見つかっています。武家屋敷には、男性だけでなく女性もたくさん住んでいたことがうかがえます。
 後列の左の大きな染付の碗は、鉄漿の際に、口をゆすぐのに使用されたと考えられる、うがい茶碗です。見込みにはなすびの文様が描かれています。後列の色絵の段重には、白粉が入れられていたと考えられます。女性好みの色絵の製品です。手前の伏せている小碗は紅猪口と呼ばれる、中に紅が塗られ、筆などで口紅を塗るための道具です。使用しないときは伏せて置かれていました。紅は大変高価なもので、小さな容器がたくさん見つかっています。