歌舞伎DEクイズ 解答編

6月 11日 木曜日

先日のブログでのクイズ、いかがでしたか?
 問題となったど派手なきものを、もう少し近くで見てみましょう。

 

 このような裾にスリットが入った歌舞伎衣装を「四天(よてん)」と言います。裾についた房飾りは「馬簾(ばれん)」といい、主役級の役柄の人が着ます。お相撲さんの化粧まわしに少し似ていますね。
 真中で大きく見得をきるのは錘馗(しょうき)様でしょうか。袖の部分に赤鬼の姿も見えます。今にも動き出しそうな姿は、デザインに加えて、立体的な刺繍の効果もあるでしょう。
 生地は分厚く、重みがありますが、布団にするには裾が足りませんね。
 このように裾が短く、またスリットが入っているのは、役者さんが動きやすいようにするためです。
 というわけで正解は、「(2)の大泥棒のきもの」です。
 この四天は「日本駄衛門」という大泥棒や戦国武将の「加藤清正」など荒々しい役柄が身につけたそうです。
 歌舞伎の衣装は、見ているだけでも圧倒的な迫力と美しさがありますが、お話との関係や意味を知ると「へえ」と思うことがたくさんあります。
 今回の「歌舞伎と文楽の世界―愛媛の伝統芸能―」展では歌舞伎や文楽がいかに楽しく、奥深い文化であるかを紹介したいと思っております。

 夏休みも是非れきはくへいらしてください!