展示案内特別展・テーマ展 詳細
展示概要
- 会場
- 愛媛県歴史文化博物館 考古展示室
- 会期
- 2022年12月20日(火)~2023年1月29日(日)
- 開館時間
- 午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
- 観覧料
-
大人
(高校生以上)高齢者
(65歳以上)中学生以下 常設展観覧料 540円
[440円]280円
[230円]無料
[無料] - 休館日
- 開館日カレンダーをご確認ください。
主な展示資料
- 松山城下を鳥の目線で描写松山城下図屏風[元禄年間/当館蔵]
- 上から眺めると亀の形の城亀郭城秘図[文久4(1864)年/伊予史談会蔵]
- 藩主が暮らす豪華な御殿の絵図御三丸図[天明3(1783)年以前/伊予史談会蔵]
- 池水庭園のある武家屋敷三浦正屋敷絵図(代官町一番町)[明治初期/個人蔵・当館保管]
- 正岡子規が育った武家屋敷正岡隼太屋敷絵図(長町新町)[明治初期/個人蔵・当館保管]
- 武士の子どもが遊んだ?ミニチュア土製品(県民館跡地出土)[愛媛県教育委員会蔵・当館保管]
松山城については、天守、櫓をはじめ、藩主が居住した三の丸御殿などが精密に描かれた元禄年間(1688〜1704)の松山城下図屏風が遺されている。そこには正確な屋敷割で武家屋敷が並んでおり、階層ごとの住んでいた屋敷の外観を知ることができる。武家屋敷の内部については、藩士が松山藩の普請方に提出した間取り図が約350点伝わっている。間取り図は明治初期に作製されており、その多くには当時住んでいた藩士の名前が記されている。その情報を様々な資料と突き合わせることで、どのエリアの武家屋敷の間取り図なのかを特定することができる。
本展では、武家屋敷の外観を描いた松山城下図屏風、内部の間取りを描いた絵図、そしてさらに近年の発掘調査の成果も織り交ぜながら、江戸時代に生きた松山城下の武士の暮らしぶりを紹介する。