展示案内特別展・テーマ展 詳細

テーマ展「石鎚山と石鎚黒茶」

 愛媛県西条市に伝わる石鎚黒茶は、徳島県の阿波晩茶、高知県の碁石茶とともに、独特の酸味を有する発酵茶として知られています。石鎚黒茶は現在では西条市内の3団体が製造するのみとなっており、平成30年3月にその製造技術が国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。
 西条市教育委員会ではこれを受け、貴重な民俗文化財として後世に継承していくために、令和元年度から令和3年度まで「石鎚黒茶製造技術調査事業」を実施し、石鎚黒茶の製造工程を記録するとともに、その流通や歴史的背景などの調査を行い、令和3年度末に報告書が刊行されました。
 本展では、石鎚黒茶が製造されてきた石鎚山麓の暮らしや歴史、文化に関する資料を展示するとともに、石鎚黒茶製造技術を写真パネル等で紹介し、民俗文化財としての石鎚黒茶文化を広く周知することを目的としています。

展示概要

会場
愛媛県歴史文化博物館 企画展示室
会期
2022年12月20日(火)~2023年1月29日(日)
開館時間
午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
観覧料
  大人
(高校生以上)
高齢者
(65歳以上)
中学生以下
常設展観覧料 540円
[440円]
280円
[230円]
無料
[無料]
※[ ]内は20名以上の団体料金
休館日
開館日カレンダーをご確認ください。

展示構成

(1)石鎚山の歴史
古代の石鎚山の記録・近世に描かれた石鎚山に関する資料
(2)石鎚山の伝統行事
お山開き・季節宿の紹介(写真パネル)
(3)石鎚黒茶
製造工程の紹介(写真パネル)

関連講座

2023年1月15日()13:30~15:00

民俗講座③

石鎚黒茶と高知碁石茶―四国山地の発酵茶文化―

講師 … 大本 敬久(当館学芸員)

講座の詳細・お申し込みはこちら

歴史文化講座の詳細はこちら