展示案内特別展・テーマ展 詳細

テーマ展「愛媛の染型紙」

 染型紙は、着物等の生地を染めるのに使う型紙で、柿渋で張り合わされた紙に文様が彫り抜かれています。この染型紙を布の上に置き、文様の部分に糊をのせることを繰り返して染め上げると、文様部分が白く残ります。染型紙は、現在の三重県鈴鹿市で製作されてきたことから伊勢型紙とも呼ばれます。江戸時代から型紙販売商人により全国へ流通し、愛媛県内でも伊勢型紙が用いられてきました。
 本展示では、愛媛県内に残された染型紙を中心に、文様の世界を紹介します。先人が生活の中に取り入れた文様の美しさやバリエーションの豊かさをお楽しみください。

展示概要

会場
愛媛県歴史文化博物館 文書展示室
会期
2023年4月15日()~9月3日(
開館時間
午前9時~午後5時30分(展示室への入室は午後5時まで)
観覧料
大人
(高校生以上)
65歳以上 小・中学生
540円[440円] 280円[230円] 無料[無料]
※[ ]内は20名以上の団体料金
※未就学児は無料
休館日
開館日カレンダーをご確認ください。

主な展示資料

青海波に亀/当館蔵
/当館蔵
鐶雀/当館蔵

※拡大

/当館蔵
紗綾/当館蔵

関連講座

2023年6月11日()13:30~15:00

民俗講座①
染めと型紙 ―語られる伝統・残された道具― 講師 … 德永早映氏(伊予小紋いちよう)・松井寿(当館学芸員)

講座の詳細・お申し込みはこちら