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テーマ展「四国歩き遍路の旅 ―金盛弥版画作品展―」

 金盛弥(かなもり・わたる)氏は、平成12(2000)年以来、四国遍路を歩いてまわり、心に残った八十八箇所の札所のたたずまいや、別格・番外霊場、遍路道の風景などを、版画で描いた絵葉書作品を精力的に制作されています。
 金盛氏の版画作品は、歩き遍路ならではのユニークな画題が多く含まれ、四国路のさまざまな風景が独自の視点で捉えられ、墨刷りや多色刷りの美しく調和された色彩で表現されています。平成28(2016)年に朝日新聞地方版記事「巡礼四国遍路」の連載、日本遺産認定記念で発行された日本郵便記念切手「四国遍路」の台紙に採用されるなど、全国的に注目されています。
 本展では、金盛氏から当館に寄贈された四国霊場八十八ヶ所シリーズ「山門」「大師堂」「塔」「四国別格霊場」「番外霊場」「へんろ道小景」「高野山町石道」などの代表的な作品と最新作を紹介します。

展示概要

会場
愛媛県歴史文化博物館 文書展示室
会期
2023年12月9日()~2024年1月28日(
開館時間
午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
観覧料

ご観覧には常設展観覧料が必要です。

《常設展観覧料》

大人
(高校生以上)
65歳以上 小・中学生
540円[440円] 280円[230円] 無料[無料]
※[ ]内は20名以上の団体料金
※未就学児は無料
休館日
開館日カレンダーをご確認ください。

主な展示資料

金盛弥《四國第四十三番 明石寺》
(四國八十八カ所霊場 山門)
当館蔵
金盛弥《四國第八十八番 大窪寺》
(四國八十八カ所霊場 山門)
当館蔵
金盛弥《四國別格第八番 十夜ケ橋》
当館蔵
金盛弥《愛媛縣歴史文化博物館》
(遍路道小景)
当館蔵
金盛弥《奥ノ院参道》
(高野山町石道)
当館蔵