展示案内特別展・テーマ展 詳細
展示概要
- 会場
- 愛媛県歴史文化博物館 企画展示室
- 会期
- 2024年10月19日(土)~11月24日(日)
- 開館時間
- 午前9時~17時30分(最終入館は17時)
- 観覧料
-
大人
(高校生以上)65歳以上 小・中学生 特別展観覧料 600円[480円] 300円[250円] 300円[250円] 共通観覧券
(特別展+常設展)900円[700円] 450円[350円] 300円[250円]
※ 未就学児は無料
※ 開館記念日の11月9日(土)、10日(日)はすべての展示室の観覧無料。 - 休館日
- 10月21日(月)・10月28日(月)・11月5日(火)・11月11日(月)・11月18日(月)
開館日カレンダーはこちら
主な展示物
- 寛永伊予国絵図
個人蔵・大洲市立博物館保管
- 徳川秀忠領知判物 加藤嘉明宛て
当館蔵
- 慶安郷帳
愛媛県立図書館蔵
- 正保伊予国絵図
当館蔵
- 正保伊予国絵図の表紙
当館蔵
- 正保伊予国絵図の修復作業
- 元禄伊予国絵図(南部)
当館蔵
正保伊予国絵図の高精細画像の公開
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正保伊予国絵図の高精細画像が当館の「絵図・絵巻デジタルアーカイブ」で公開中。
国絵図を細部まで観察ください。
特別展図録
- 『国絵図の世界 甦る正保伊予国絵図』
- 正保伊予国絵図の修復過程のほか、各時代の伊予国絵図をヴィジュアルに紹介。
開館30周年記念シンポジウム
2024年10月27日(日)13:00~15:40
- 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~
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プログラム
- 講 演「江戸時代の地図 国絵図を中心に」
- 上杉 和央 氏(京都府立大学 准教授)
- 報告1「正保伊予国絵図の修復」
- 竹上 幸宏 氏(修理工房 宰匠 常務取締役)
- 報告2「正保伊予国絵図について」
- 井上 淳(愛媛県歴史文化博物館 学芸課長)
特別展関連講座
主催・後援
- 主催:
- 愛媛県歴史文化博物館
- 後援:
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- 愛媛県市町教育委員会連合会
- 愛媛新聞社
- NHK松山放送局
- 南海放送
- テレビ愛媛
- あいテレビ
- 愛媛朝日テレビ
- 愛媛CATV
- ケーブルネットワーク西瀬戸
- 八西CATV
- 西予CATV
- 宇和島ケーブルテレビ
- FM愛媛
- FMがいや
当館が収蔵する正保伊予国絵図もそうした一枚で、松山藩が正保国絵図を作製した際に控図として手元に保管していたものと考えられます。絵図は折り目部分の負荷が大きく、2つに分断していたほか、紙の継ぎ目部分の糊がはがれ、全体にカビや激しいシワも生じており、安全に展示ができない状態となっていました。そこで令和4~5年度の2年間をかけて、住友財団の一部助成を受けて、修理工房 宰匠 株式会社に委託して修復を行い、正保伊予国絵図は甦りました。
本展では、国絵図の中でも最大級の大きさとされる縦7m48㎝、横7m50㎝の正保伊予国絵図を初公開します。最先端の技術による修復の過程を紹介するとともに、展示と合わせて公開される高精細画像を用いて、街道・海路などの交通情報や古城・名所旧跡などの絵図の描写に注目し、江戸時代前期の伊予の姿を探ります。また、幕府巡見使への対応として提出された寛永国絵図をはじめ、元禄、天保の各時期の国絵図についてもあわせて展示します。
展覧会を通じて、幕府の権威の象徴ともいえる国絵図の巨大さとともに、現在の地図とは異なる国絵図独特の表現をお楽しみください。