2011 年 2 月 のアーカイブ

企画展「おひなさま」開幕!!

2月 22日 火曜日

企画展「おひなさま」は、本日開幕しました。

観覧料は以下のとおりです。

■企画展

大人  300円(240円)

65歳以上  150円(120円)

小・中学生  150円(120円)

職員一同、みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

香川元太郎さん来館! (「時の迷路」展)

2月 18日 金曜日

 

(右が香川元太郎さん)

4月23日(土)から開催される特別展「時の迷路―香川元太郎のフシギな世界―」の現地打合せのため、2月15日(火)に香川元太郎さんが当館に来ていただきました。新作迷路絵本の執筆でかなりお忙しい中、時間を割いていただきました。ありがとうございました。

かくし絵・迷路絵本作者で歴史考証イラスト画家の香川元太郎さん。

歴史雑誌や学習参考書に歴史イラストを提供しながら、PHP研究所から出版している『時の迷路』、『伝説の迷路』等は、シリーズ7冊で140万部を越えるベストセラー絵本としても今、話題となっています。

実は、この香川元太郎さんは、生まれも育ちも愛媛県。松山東高校を卒業後、武蔵野美術大学に進み、その後、画家として、迷路絵本作家として全国各地で展示会・サイン会などのイベントで活躍中です。

今回の展示は、出身地である愛媛にて、香川元太郎さんの作品を中心とした迷路作品を紹介します。展示室全体が巨大迷路のような空間となっており、子どもたちが歴史に興味を持つきっかけづくりとなる展示内容です。

今回は、ポスター・チラシのデザイン案や、展示室のレイアウト、展示資料の選定、講演会の内容や進行方法など、直接、展示室やホールを確認しながらの打合せでした。

ちなみに、香川元太郎さんの講演会は、4月30日(土)、5月1日(日)に開催します。子どもも迷路を楽しむことができて、歴史を学ぶこともできる。そんな講演会になりそうです。詳しくは、ホームページで後日紹介したいと思います。

お楽しみに。

なお、香川元太郎さんのホームページ「迷路・かくし絵 絵本館」は、こちらです。香川さんの活動がくわしく紹介されています。

テーマ展「宇和島藩の姫君と奥女中」の史料借用

2月 17日 木曜日

 毎年恒例になりつつある企画展「おひなさま」も、いよいよ開幕が迫ってきました。西条藩松平家の雛飾りをはじめ、細かい史料も多いので、並べるのに時間がかかりますが、ようやく終わりが見えてきました。
 企画展の展示の目途がたった昨日、関連展示として文書展示室で同時開催するテーマ展「宇和島藩の姫君と奥女中」のため、宇和島藩伊達家の史料を所蔵する(財)宇和島伊達文化保存会に史料借用にうかがいました。

 宇和島藩に迎えられた姫君の婚礼調度は、とても精巧に蒔絵(まきえ)が施された貴重な美術品ばかり。史料のコンディションを確認しながら、輸送に耐えられるように丁寧に梱包していきます。秋田藩佐竹から嫁入りした佳姫が持参した雛屏風の箱を開けて屏風を取り出すと、箱に何かが残っているのを見つけました。

 確認したところ、カマボコ型の木製品に和紙を巻いたものでした。写真に撮ってみましたが、後ろにピントが来たため、ピンボケ写真になっていしまい、申し訳ありません。強引に読んでみると、少し違っているかもしれませんが、「御屏風箱/上下御つめ/拾之内」とあるような。どうもこの器具は、屏風を運搬するために箱に入れた際に、屏風が動かないように隙間に詰めたものと思われます。佳姫の嫁入り道具を伊達家に運んだ最初の時から詰められていたのではないでしょうか。当時の人の丁寧な仕事振りを感じた一瞬でした。

歴史展示室1の新しいパネル

    先日、歴史展示室1では展示替えを行いました。2年前の2009年春の企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」にて展示しましたイラストレーターの早川和子氏作成の遺跡復元画2枚を新しくパネルにて紹介しています。

  1枚目は、「丘の上の弥生ムラ」(西条市半田山遺跡)です。

  現寸復元している竪穴住居のモデルとなった遺跡です。模型も展示していますが、少し異なるところがあります。

 

  1点は海が描かれていることです。模型製作時には瀬戸内海を見下ろすムラ(集落)であることが表現されていませんでした。

  もう1点は、人物が表現されていることです。よく観察すると、中央の広場で脱穀作業をしている人々の様子がわかります。

   なお、原画作成時の様子については「遺跡復元画ができるまで-2」をご参照ください。

  2枚目は「経塚に祈りを込めて」(今治市奈良原山経塚)です。

 展示解説ボランティアをされている方によると、よく尋ねられる質問で、「どうしてあのような山頂に経塚があるのか?」「誰があのような経塚を造ったのか」というものがあるそうです。この復元画をご覧いただくと、その疑問は少し解決するかもしれません。

   これらのパネルの詳細はぜひ、展示室にてご覧ください。展示資料について、より興味を持っていただけると思います。

認知症予防と昔の道具―博物館と福祉の連携―

2月 15日 火曜日

愛媛県歴史文化博物館には「れきハコ『昔のくらし』」という昔の生活道具や学校の教科書、昭和20~40年代の生活写真をまとめた資料貸出しキットがあります。2月14日に、この「れきハコ『昔のくらし』」を西予市社会福祉協議会が利用をして西予市内の高齢者を対象に認知症予防のための「回想法」を取り入れたプログラムを当館も協力をして実施しました。

「れきハコ『昔のくらし』」は、小学校の授業で使用されることが多いのですが、社会福祉施設や福祉専門学校での利用も増えてきており、歴史系博物館で収集・保管されている民具(昔の生活道具)が、高齢者の介護予防の現場でも注目されつつあります。

今回のプログラムは参加者が約20名でした。この人数は昔の生活道具を使った回想法では、発言できる人と発言できない、しづらい人にわかれてしまうリスクがあり、少し多い人数だと判断したので、3グループに分かれて、1グループ6、7人としました。そして、それぞれにリーダーとなるスタッフが配置されました。そのスタッフとの打ち合わせも事前に実施して、当日のプログラムに備えました。

実は、このプログラムは以前からNHK松山放送局の記者さんが取材をしたいとの依頼があり、今回は社会福祉協議会の了承も得られたので、NHK松山放送局のカメラも入ってのプログラム実施となりました。

回想法の現場ではどうしても参加者にリラックスして昔のことを思い出してもらう雰囲気づくりが必要です。ここにカメラが入ると、参加者は緊張して話したいことも話しづらい状況になってしまいますが、この点は今回、NHK松山放送局さんも入念に配慮していただき、全体の雰囲気が和らいだ状況でプログラムを進めることができました。

参加者は60歳代から88歳までの男女。ほぼ地元もしくは県内出身者です。このような出身地域が同じという状況では、参加者が共通の記憶を持っているということで、昔の生活道具や生活写真を使った回想法は比較的進めやすいといえます。これが都市部の社会福祉施設での実施となると、また状況は違ってきます。今回は参加者の多くが共通した記憶を確認しあうという場面が多く見られました。

プログラムは約1時間で終了し、多くの方が自分の幼少時代の話を楽しそうに語り、笑顔で帰られたのが印象的でした。認知症予防、介護予防の一環として博物館を利用することの可能性をあらためて実感しました。

 さて、今回のNHK松山放送局の取材ですが、まだ放映の日程は決まっていないようです。決まり次第、このブログでも紹介したいと思います。

春のきざし

2月 4日 金曜日

寒い日が続いていますが、ここ二日ほど晴れの日が続いて、残っていた雪もかなりとけてきました。これから少しずつ春らしくなるのでしょうか。

今日から民俗展示室2の海、山、里の三軒の民家の中に、段飾りのおひなさまを並べ始めました。展示室の中では、春への模様がえが進んでいます。

企画展「おひなさま」は、2月22日(火)のオープンになります。来週から準備も本格化します。