10月初めに告知しました体験講座「遺跡ウォーク2 香川の前期古墳を歩く!」を10/15(土)に実施しました。当日は、雨の天気予報でしたが、幸い、雨に遭うことなく、全行程を終えることができました。
博物館・松山・西条・新居浜にて参加者が乗車後、一路、高松に向けて、高速道路を約3時間走り、最初の目的地、高松市歴史資料館に到着しました。
同館では、午後に見学する石清尾山古墳群と高松茶臼山古墳について、展示資料・映像などで事前学習を行いました。
昼食後に、石清尾山古墳群にて、講師の高松市教育委員会の高上拓氏のバスに同乗していただき、同古墳群の猫塚古墳、姫塚古墳、石船塚古墳、鏡塚古墳の順に積石墳をめぐりました。参加者は、普段見ることのない積石墳を興味深く、観察しながら、講師の先生の話を聞き、疑問点を質問しながら、1基ずつ古墳を見学していきました。
その後、高松茶臼山古墳に移動し、同古墳の2基の竪穴式石槨を見学しました。積石墳と盛土墳という2種類の地域性の強い古墳を見学し、当地域の前期古墳の特徴を理解することができた講座でした。
参加された方のアンケートにも「見ごたえがあり満足できました」というご意見があり、ほぼ全員の方が満足されたようでした。
同行した私も10数年振りに石清尾山古墳群を見学しましたが、以前とは異なる視点で、じっくり古墳を見学することができ、高松の古墳を堪能した一日になりました。講師の先生、並びに参加者の皆様にお礼申し上げます。
なお、今週末の29日には「遺跡ウォーク3 妙見山古墳・相の谷1号墳を歩く」を開催予定です。まだ、数名であれば、参加いただけますので、参加ご希望の方は、当館歴史文化講座係(電話 0894-62-6222)までお問合せください。
また、特別展「邪馬台国時代の伊予・四国」では、石清尾山古墳群の鶴尾神社4号墳と、高松茶臼山古墳の出土遺物を展示しております。講座に参加された方も参加できなかった方も是非、展示室にてご覧ください。