
県民館跡地出土ミニチュア(愛媛県教育委員会蔵)
松山城三之丸の武家屋敷跡から、土製や陶磁器製のミニチュア人形がたくさん見つかっています。
犬や兎、狐、熊などの動物や、大黒、恵比寿、天神、虚無僧などの人物像があります。これらは民間信仰と結びついて作られたようです。なかには、犬猿の仲であるはずの犬と猿が抱き合っている人形もみられます。
台所用品をそのまま小さくした、片口や土瓶などのおままごと道具や東屋や燈篭などの箱庭道具が見つかっています。ほかに鳩笛・型抜きなどのおもちゃも見られます。
今も変わらぬ、江戸の人たちの小さなものを愛でる心をうかがいしることができます。
特別展「掘り出されたえひめの江戸時代」は本日で終了いたしますが、考古展示室で県民館跡地などから出土した土人形や化粧道具などを特集しますので、ぜひご来館ください。








