今回のことわざは藍染めについてです。
布を青色に染めるには、藍(あい)という植物を使いました。

藍の葉

ですが、元の材料の藍よりも染められた後の青色がより青いことから、「生徒が先生よりも優(すぐ)れている」というたとえに使います。

染められた布
例 かわいい教え子が素晴らしい賞をとって、まさに「青は藍より出でて藍より青し」の気持ちです。
今回のことわざは藍染めについてです。
布を青色に染めるには、藍(あい)という植物を使いました。

藍の葉

ですが、元の材料の藍よりも染められた後の青色がより青いことから、「生徒が先生よりも優(すぐ)れている」というたとえに使います。

染められた布
例 かわいい教え子が素晴らしい賞をとって、まさに「青は藍より出でて藍より青し」の気持ちです。

昨晩、東京に住む民俗学者の某先生から唐突に電話があった。以前、国立の歴史系研究機関に勤めていた経験のある先生だ。
その先生曰く、「怪人れきはくが、再びあらわれたのか・・・。」
なんと、かつて政府のある機関にも「怪人れきはく」からメッセージがひんぱんに届き、困惑したことがあったというのだ。その時期は昭和40年代だったという。
「たしか、昭和41年頃に政府が、明治100年(明治維新から百年目、昭和43年のこと)を記念する事業を計画していて、何回も『怪人れきはく』と名乗る人物から、その事業の一環として、全国の民具・民俗を集めて、保存・伝承することを要望した文書が、政府の関係機関に届いていたんだよ。」
しかし、その要望書は差出人不明の扱いとされ、取り上げられることはなかったが、「怪人れきはく」という不思議な差出人名だったので、よく覚えているとのことだった。
「要望書の中身は、高度経済成長期で、日本列島改造論も打ち出され、機械化されている世の中で、それまでの生活道具を破壊し、消し去っている世相を嘆いたものだったような・・・。」
先生は、記憶をたどりながら「怪人れきはく」について教えてくれた。
今から30~40年も前に、「怪人れきはく」がメッセージ性を帯びて、活動していたのは間違いない。愛媛の地元新聞への投稿記事も内容から察すれば、同一人物だろう。
(この話はフィクションです。)
1月4日に行われた「昔の装具★ミステリーツアー」では、なんと怪人れきはくが登場しました!
うわさでは握手会と記念撮影会も行われたとのこと・・・
「昔の道具★ミステリーツアー」は11日(日)にも開催されます。
どうぞお見逃しのないよう・・・

一寸先は闇(やみ)

一寸の虫にも五分の魂(たましい)
(いずれもイラスト 菊池安希子)
一寸(すん)も五分(ぶ)も、昔使われていた長さの単位のことです。一寸は約3.03cm、五分は一寸の半分になります。
ですので「一寸先は闇」ということわざは、一寸というちょっと先でさえ何があるかわからず、真っ暗であるということから、未来のことは誰にもわからない、という時に使います。
「一寸の虫にも五分の魂」は、一寸という小さな虫にも体の半分も魂があるということから、小さいから弱いからといってばかにしてはいけない、という意味です。
今のものさしには、今使われている長さの単位、cmやmmで長さが刻まれています。昔のものさしにも当時使われていた単位である寸や分の長さで刻まれています。ちなみに一寸の10倍が一尺(しゃく)、一尺の6倍が一間(けん)になります。

「昔の道具の謎をとけ!」展に展示中のものさしです。
寸と㎝の両方が刻まれています。
例 あの政治家が逮捕(たいほ)されるなんて、一寸先は闇だなあ。

「怪人れきはく」・・・・。なぜに「怪人」にふん装してあらわれなければいけないのか?
今回の「怪人」は、「妖怪」や「怪獣」のたぐいではなくて、明らかに人間が変装している。
普通、「怪人」とは、まわりが名づけるものだとも思うのだが、「怪人れきはく」は自分で「怪人」を名乗っている。少し不思議にも思う。もしかしたら、ここに彼の正体をさぐるヒントがあるかもしれない。
念のため、漢和辞典で「怪」を調べてみた。
すると、「怪」という字が、もともと「恠」と表して書くことがわかった。
「りっしんべん」に「在」という漢字。つまり、この字は「心の中に在る」という意味とも解釈できる。
もしかしたら「怪人れきはく」は、何か強い意志もしくは使命を心の中に抱いて行動しているのかもしれない。
その強い意志・使命とは何なのか?
やはり挑戦状に書かれていた「昔の道具の魅力」を広く知ってもらいたいということか?
それにしても、32年前の新聞に出ていた「怪人れきはく」の文章とも符合しているので、これをどう考えればいいものか、謎はまだまだ解明できない。
(この話はフィクションです。)

「怪人れきはく」リサーチ班から情報が届いた。
以前、学芸員が、博物館で保管している古い地元新聞を整理していたところ、
「生活道具を次世代に伝える」という短い投書記事を見つけてスクラップしていたというのだが、その記事に興味深い点が・・・。
新聞の日付は、昭和51(1976)年1月4日。
内容は以下のとおり。
機械化の進んだこの世の中、炊事、洗濯に掃除などの衣食住だけでなく、車などの交通手段、農業・漁業の動力化。生活のすみずみまで機械化されている。
便利になった面も当然あるが、機械のしくみもわからぬうちに使っているので、逆に我々人間が機械に使われているかの印象を持つ。
祖父の代から使っていたこれまでの生活道具は、その作り方から仕組みまで理解した上で使っていた。道具の工夫や知恵が手に取るようにわかっていたのである。
昨年(昭和50年)に、文化財保護法が改正され、後世に伝えるべき「文化財」として、これまでの生活道具も「民俗文化財」として保存すべきこととなった。愛媛でも年内には生活道具(民具)を集めた県の歴史博物館が開設されると聞いている。
これからは、先祖からの知恵と工夫の詰まった生活道具を大切に保存し、後世に伝えるため、何らかの活動を自分自身も行っていこうと思っている。 以上。
そして、驚くことに、この投稿者の名前は「ペンネーム 怪人れきはく(東京都在住・73才)」と書かれている。
今から32年前に、「怪人れきはく」を名乗る人物がいたのである。しかも、投稿内容が、今回、博物館にとどいた挑戦状と似ているではないか!
さらに、1976年時点で73歳という年齢。この人物が今回の挑戦状の送り主だとすると、105歳?
いやいや、怪人れきはくを目撃した職員の証言では、若い男性だったというから、同一人物とは考えにくい。謎は深まるばかり・・・。
(この話はフィクションです。)

帯に短し、たすきに長し(イラスト 菊池安希子)
帯とは、きものの上からおなかに巻いて結ぶ長い布のことです。
たすきとは、袖をたくしあげてまとめるひものことです。
帯のほうがたすきより長いのですが、帯にするには短いし、たすきにするには長すぎる布のように、中途半端で役に立たないことをいいます。
例 まちあわせには時間があるし、お買い物するには時間がないし、帯に短し、たすきに長しよねえ。

「昔の道具の謎をとけ!」展に展示中の帯(当館寄託)
この帯には画家が直接絵を描いてあります。絵を描いたのは、今治市出身の画家、大智勝観(おおちしょうかん)(1882-1958)です。
勝観らしいおおらかな筆によるアザミ模様の帯です。

先日、愛媛県歴史文化博物館にあらわれた「怪人れきはく」。
その正体をさぐるため、現在、博物館職員がリサーチ中。
展示室でその姿をみた職員の証言によると、年齢は若く、性別は男性のようだ。
(この話はフィクションです。)

ない袖は振れぬ(イラスト 菊池安希子)
きものの袖は洋服の袖とちがって布をたっぷり使ってあります。腕を動かせば、袖も一緒に動きます。もし、きものに袖がなければ、振りたくても振れません。「ない袖は振れぬ」とは、持っていないものは出したくても出せない、という意味です。
昔は、着るモノといえば洋服ではなくきものでした。「昔の道具の謎をとけ!」展で、昔の着るモノについて探ってみませんか。
例 そんな大金を貸してくれって言われても、ない袖は振れないよ。

「昔の道具の謎をとけ!」展に展示中のきもの
12月に入り、博物館では次回の展覧会「おひなさま」の展示準備だけでなく、関連イベントの準備も取りかかっています。毎年恒例となってきた「おひなさまイベント」のメインは、なんといっても十二単や袿袴姿の着用体験になるのではないでしょうか?十二単と袿袴姿用の衣裳は新たに新調したので、広報用の写真が必要になっていました。そこで、12月のある日、いつもは資料の写真撮影に使う博物館のスタジオですが、今日ばかりは毛せんを敷いて金屏風を引き回し、慣れない撮影会となりました。
十二単は、白衣に濃色の袴をつけた上に、単、五衣、打衣、表着、唐衣、裳を次々に着付けていきます。

着付けには二人がかりで大体20分程度、こちらは、身長140センチから160センチくらいの小中学生用になっていますが、重さは12キロもあるんですよ。
袿袴姿は、当館所蔵の西条藩松平家雛飾りの女雛と同じタイプの衣裳で、白衣に紅色の袴をつけた上に、単、袿を着付けます。

こちらの衣裳は130センチ~140センチくらいの小学生用、このほかに色違いで110センチ前後の幼児~小学生用もあります。
大勢のギャラリーがカメラを構えているなか、和やかに撮影が進みます。


着付けから撮影終了まで二時間あまり。プロの写真館のようにはいきませんが、なんとか無事撮影することができました。重い衣裳にもかかわらず、最後まで笑顔で頑張ってくれたIさん姉妹、本当にお疲れさまでした。

おひなさまイベントは、平成21年2月28日(土)、3月1日(日)です。
「十二単着付け体験」、「おひなさまに変身」などイベントの詳細は後日お知らせしますので、お楽しみに。

金(かね)のわらじでたずねる
(イラスト 菊池安希子)
わらじも昔のはきものです。ふつうのわらじは「わら」でできています。ずっと使っているとぼろぼろになるので、新しいわらじにはきかえます。
いくら歩いてもすりへらない鉄のわらじで、価値のあるものをじっくりと探すことを「金のわらじでたずねる」といいます。
例 金のわらじでたずねても、こんなにやさしい人はいない。

「昔の道具の謎をとけ!」展に展示中のわらじ
(中央がわらじ。 左側はわらぞうりです)